ひのき材 無塗装や塗装した板に、コーヒーを落として実験してみました

無塗装・くるみオイル仕上げ・マルチステイ仕上げにコーヒーをの水滴を落として1時間置いてみました

コーヒーを落としてすぐ

水滴を落とした直後は、いずれも水滴が盛り上がっていて、すぐに広がったりはしません。

コーヒーを落として15分後

何もせずに15分放置しました。無塗装は少し広がっています。他の塗装したものは広がっていません。

コーヒーを落として60分後

60分後 ティシュでコーヒーをふき取ってみました、いずれも水滴のサイズのシミが残っています。

コーヒーを落として60分後

さらに水で濡らしたティシュでふき取ってみました。すべて薄くなりましたが、60分も放置したらシミが残りやすいです。白の塗装は特にシミが目立ちます。

このように、色のついた液体の場合、木の特性により、長時間放置すると色のシミが残る場合があります。

特に白色塗装は跡が残りやすいです。茶系の塗装の場合は目立ちにくいと思われます。

上記実験の中で一番水はけが良いと思われたのは、マルチステイ塗装のクリヤの3回塗りです。

ウレタン塗装のように完全な被膜を作るわけではありませんが、汚れが付きにくいです。

くるみオイル仕上げも塗装材の2回塗りでも染み込むため撥水効果はあまり期待できないと言えます。

いずれにせよ木家具は汚れたら素早くふき取ってください。

繰り返しになりますが、木に付着した汚れも、ある意味味わいとなり、年数を重ねるごとにその家具のデザインのひとつになっていきます。こうした特性とも上手に付き合いながら、自分独自の愛着家具を育てていくのが木の家具の醍醐味です。