畳ベッドとは
畳ベッド(たたみベッド)とは、ベッドフレームの上面が畳になっているベッドのことです。
通常のベッドはマットレスを置きますが、畳ベッドは 畳の上に布団を敷いて寝る ことができます。洋室にも置ける「畳の寝心地+ベッドの高さ」という特徴を持つ寝具です。
畳ベッドは寝具の上げ下げする必要があります
◆ 畳ベッドの特徴
寝心地・・・・・・畳の上に布団を敷くため、硬めで安定した寝心地
ベッドの高さ・・・床から高さがあるので、立ち上がりがラク
使い方・・・・・・「寝る」+「小上がり風に座る」など多用途
デザイン・・・・・洋室・和室どちらにも合う和モダンな雰囲気
◆ 畳ベッドが選ばれる理由
- 畳の寝心地が好き
- い草の香り・自然素材に癒される
- 床に布団を敷くより立ち上がりがラク
- ベッド下を収納に活用できる
- 和風インテリアにも洋室にも合う
◆ よく使われる畳おもての種類
イ草(天然)畳
従来の畳に使われた原材料がイ草です。吸湿性が高く消臭・脱臭効果がある上に、イ草特有の香りにはリラックス効果もあることが分かっています。リビングや寝室にも適していますが、天然素材なので湿気に弱く、カビやダニが発生しやすいのが弱点です。天然の昔からの畳を好まれる方にお勧めです
和紙畳
い草の代わりに和紙をこより状に加工し、樹脂でコーティングして作られた畳表を使った畳です。カビやダニが発生しにくく、撥水性があって手入れが簡単で、耐久性や色褪せしにくいというメリットがあります。
い草本来の香りや、い草が持つ調湿効果はありません。また、い草畳よりすこし硬く感じます。紙のこよりと天然素材の違いです。

樹脂畳
ポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料とした畳で、耐久性が高く、水や汚れに強いため手入れがしやすいのが特徴です。
※畳は芯材によってもいろいろ違いがあり、畳の厚みに違いがあり、重さも違ってきます。
ベッドの畳としては、扱いやすい3cmぐらいの厚みの ダイケンの芯材を当社は使っています。
ひのき床の芯材の場合は、芯材としては柔らかく感じます厚みは3cmより微妙に厚めです。
※畳のヘリ有 ヘリ無しも選べます。
◆ 畳ベッドとマットレスベッドの違い
畳ベッドは「畳の上に布団を敷いて寝る」スタイル、マットレスベッドは「ベッドフレームにマットレスを乗せて寝る」スタイルです。見た目の違いだけでなく、寝心地・通気性・メンテナンス方法 などに違いがあります。
※当社のスノコベッドに直接布団を敷いて使われる方もいらっしゃいます
● 寝心地の違い
| 項目 | 畳ベッド | マットレスベッド |
|---|---|---|
| 寝心地 | 硬めで身体が沈みにくい | やわらかさ・弾力を選べる |
| 体の支え | 体がしっかり支えられる | 体のラインに合わせて沈む |
| 適している人 | 硬めが好き、腰を支えたい | ふんわり柔らかい寝心地が好き |
● 通気性の違い
| 項目 | 畳ベッド | マットレスベッド |
|---|---|---|
| 通気性 | 畳自体に通気性がある 芯材によっても違いがあります | マットレスの種類により差が大きい |
| 湿気対策 | 布団の上げ下ろしや換気が必要 | マットレスの裏面乾燥が必要 |
● メンテナンス・衛生面
| 項目 | 畳ベッド | マットレスベッド |
|---|---|---|
| メンテナンス | 畳・布団の乾燥が必要 布団の上げ下げが必要 | ローテーションや天日干しが必要 |
| ダニ・カビ | 湿気対策を怠ると発生しやすい | 通気性次第で発生する場合あり |
| 寿命 | 素材や使い方により交換可能 | マットレス全体が寿命を迎える |
◆ 違いから見る選び方のポイント
| こんな人に | おすすめのタイプ |
|---|---|
| 畳や布団の寝心地が好き | 畳ベッド |
| 硬めの寝心地を好む・腰を支えたい | 畳ベッド |
| 柔らかいふんわりした寝心地が好き | マットレス |
畳ベッドを使っている人のリアルな声(口コミ)
■ 和室がないので「畳の寝心地だけ欲しかった」
フローリングの部屋にベッドを置きたかったのですが、布団より畳が好きでした。畳ベッドにすると、畳の香りもして落ち着きます。(30代・賃貸アパート)
■ ベッドでありながら「布団派のままでいたい」
マットレスより布団派なので、布団の上げ下ろしがラクになりました。畳の上に敷布団を敷くだけなので、寝具の買い替えも簡単です。(40代・一戸建て)
■ 高齢者にとって「立ち座りが楽」
介護ではありませんが、膝が少し痛いので、低い布団より立ち上がりやすいです。畳の硬さがちょうど良いです。(60代・夫婦)
■ 子どもがいても「安心して寝かせられる」
子どもを寝かせる時、マットレスより硬いので沈みにくく、寝返りのサポートにも良いと感じています。(20代・子育て家庭)
畳ベッドとは(まとめ)
畳ベッドとは、ベッドフレームの上に畳を敷いたベッドです。一般的なベッドがマットレスを使うのに対し、畳ベッドは畳の上に布団を敷いて寝るため、畳の硬めの寝心地をそのまま味わうことができます。
布団で眠る習慣がある方や、畳の弾力・畳のイ草の香りを好む方に選ばれることが多く、洋室でも畳の寝心地を取り入れられる点が特徴です。床に直接布団を敷くより高さがあるため、立ち座りがしやすい利点もあります。
畳には天然い草のほか、カビやダニに強い和紙畳、耐久性のある樹脂畳などがあり、素材によって扱いやすさが異なります。洋室にも合うデザインが多く、和モダンなインテリアとして取り入れやすいベッドです。また、小上がりのように座ってくつろぐスペースとして使うこともできます。
一方で、布団を敷いて使用するため、湿気対策として毎日上げ下ろしが必要です。放置するとカビやダニの原因になるため注意が必要です。
和室の少ない住宅が増えるなか、畳のある落ち着いた空間を求める方にとって、畳ベッドは手軽に畳の良さを取り入れられる家具といえます。部屋に一台あるだけで、ほっとできるスペースとして役立つことがあります。






追記:畳ベッドの 畳の下は?
ヒノキ・ワークスの畳の下は 頑丈スノコがあります
その下は 補強があり ベッド本体頑丈です。
ひのきシングルベッドのスノコの下はどうなっていますか?


この記事を書いたのは ヒノキ・ワークス前 智美 です
福祉環境コーディネーター2級。小さい頃より家具店で育ち、木製品を見るのが好きです。 お客様の要望に沿ったご提案が出来ればと思っております。


