伸縮ベッド・伸長ベッドは、どんな人に向いている?他社と当社の比較

ヒノキ・ワークス伸縮ベッド ハーフサイズ その他(すべて)

「伸縮ベッド」「伸長ベッド」は、ベッドの長さや幅を調整できるタイプのベッドです。
普段はコンパクトに、必要な時だけ広くするなど、暮らし方に合わせてサイズを変えることができます。逆に下記のような条件が無くベッドとして使われるのでしたら シンプルなベッドがお勧めです。

◆伸縮ベッド・伸長ベッドは、こんな人に向いています

  • ベッドを使わない時間は、部屋を広く使いたい
    → ワンルームや子ども部屋など、スペースを確保したい方
  • ベッドの長さが原因で、クローゼットや扉が開かない
    → 長さや幅を短くして配置すれば、扉や収納に干渉しません
  • 来客用のベッドを常に置きたくない
    → 普段はベンチや腰掛けとして、必要な時だけベッドとして利用
  • 子どもの成長に合わせて、ベッドの長さを変えて使いたい
    → ベビーベッドの長さから、ジュニアサイズ、将来は200cmまで使える
  • 今の住まいは短いベッドしか置けないが、将来引っ越し後も使い続けたい
    → 今は180cm、将来は200cmなど、住まいが変わっても継続して利用可能
  • 子どもと一緒に寝る時だけ幅を広げたい
    → 普段は一人用、必要な時だけ幅を広げて親子でも利用
  • 家具配置や模様替えがしやすいベッドが欲しい
    → サイズ変更できることで、配置の自由度が高くなる

◆まとめ

「伸縮ベッド」「伸長ベッド」は、
生活スタイルが変化しやすい方
子どもの成長に合わせたい家庭
限られたスペースを有効に使いたい方
に向いています。

必要な時だけベッドサイズを変えられることで、
購入後も無駄になりにくく、長く使いやすい家具といえます。
そこで

◆ 他社製の伸縮ベッドに多い特徴

伸縮ベッドは多くのメーカーから販売されていますが、コストや用途によって、次の特徴を持つものもあります。

  • すのこ板が薄めの設計で、大人が立つ場合は注意が必要なものがある
  • 集成材や合板を使い、無垢材より長期使用で反り・劣化が出やすい場合がある
  • スライド(伸縮)部分の重なりが浅く、強度が控えめなモデルもある
  • ソファ兼用など省スペース重視で、長期の耐久より軽さを優先したタイプも多い

◆ 当社の伸縮ベッドのこだわり(差別化ポイント)

当社の伸縮ベッドは、長く安心して使える構造を重視しています。
サイズが変わるので、折り曲げられる敷布団でも安心して使って頂ける構造です。

  • すのこの隙間を小さくし、布団でも凹みにくい設計
  • 無垢ひのき材 + 厚みのあるスノコ板で、大人が乗っても安心
  • 伸縮部分の重なりを大きくし、補強を追加して強度を確保
  • 何十年と使える耐久性を想定して製作
  • 職人が一台ずつ製作するため、使い方や部屋に合ったサイズ変更も可能

◆ 当社が伸縮ベッドを製作するようになった経緯

当社が伸縮ベッドの製作を始めたきっかけは、「100cm × 100cmの正方形から、200cmまで伸びるベッドを作ってほしい」というご要望でした。
試作を重ねた結果、長さを2倍に伸ばす構造では、使用時の強度面に無理があると判断。安全性と耐久性を優先し、現在は、
40cmだけ伸びるタイプ
120cmから200cmに伸びるタイプ
など、強度を確保できる範囲で設計変更した伸縮タイプを製作しています。

120cmから200cmに伸びるタイプについても、当初は40cm伸びるタイプと同じ厚みのスノコ板を使用していましたが、伸びた部分にわずかな“しなり”が出ることが判明。そこで、現在はさらに厚みのあるスノコ板に変更し、伸縮後も安定する仕様に改善しています。

また、スノコ同士の隙間についても、通常のベッドと同じ幅の板を使うと、隙間が大きくなり敷布団が凹みやすくなる問題がありました。そこで、板を縦方向に配置し、板幅を小さくすることで隙間を狭くし、敷布団でも沈みにくい構造にしています。

お客様のご要望で、広げた時に出来る隙間を埋める隙間埋め金具も製作したり、落ち防止の柵を製作したり、進化しております。


他社とヒノキ・ワークスの違いをまとめた比較表

項目他社(一般的な伸縮ベッド)当社(ヒノキ・ワークス)
スノコ板の厚み・強度薄め/コスト重視モデルで強度が控えめなものもある厚み十分、無垢材で強度重視 → 大人が乗っても安心
すのこ間隙間隙間が比較的広めのものもある →布団でたわみやすい隙間が小さく、敷布団でも凹みにくい設計
素材集成材/合板を使うモデルが多い無垢ひのき材使用で耐久性・風合いが強い
スライド・伸縮構造単純なスライド機構、重なりが浅いモデルもありしっかり重なり・補強あり、たわみにくい構造
耐荷重/耐久性ソファ兼用などで荷重は出すが、長期の激しい荷重には不向きな型も長期利用を前提に強度設計、大人が乗っても折れにくい
カスタマイズサイズ展開はあるが、細かいオーダーは難しい場合ありオーダーメイド対応、部屋サイズ・用途に柔軟に対応
製造方式大量生産/コスト最適化重視職人による1台ずつのオーダーメイド生産 →品質重視
納期・価格比較的短納期・低価格製品が多い納期は長め(受注生産)、だが長く使える耐久設計

結論・差別化メッセージ

  • 当社の伸縮ベッドは、「単なる省スペース家具」以上の 長寿命・高耐久 を実現しており、他社製品と比べて 強度と素材品質が突出している
  • 他社がコスト重視でスノコ板を薄め・簡易構造にしている中、当社は 無垢ひのき + 厚板 +重なり構造 を丁寧に設計
  • オーダーメイドや2WAY機能により、ユーザーのライフスタイルに 長期的・柔軟に対応可能
  • 「何十年使えるベッド」を求める顧客に対して、価格以上の価値・耐久性を提供できる
  • 折り曲げられる敷布団でも使って頂ける構造です。

「伸縮ベッドは、省スペース目的だけでなく、長期的に使い方が変わるご家庭や、一台を長く大切に使いたい方にも向いています。当社では、ひのき無垢材の強度を生かした『長く使える伸縮ベッド』をご提案しています。」
長年使ってもらえる家具 アンティーク家具を目指しています

ヒノキ・ワークスの伸縮ベッドのアレンジ事例
ヒノキ・ワークスの伸縮ベッドのアレンジ事例
ヒノキ・ワークスの伸縮ベッドのアレンジ事例

この記事を書いたのは ヒノキ・ワークス前 智美 です
福祉環境コーディネーター2級。小さい頃より家具店で育ち、木製品を見るのが好きです。 お客様の要望に沿ったご提案が出来ればと思っております。